温室効果ガスの排出抑制を図ることとされる「気候変動に関する国際連合の枠組み条約の京都議定書」が2005年2月に発効されたことを踏まえ、消防環境ネットワークは二酸化炭素、窒素、IG-55、IG-541、HFC-23、HFC-227ea、FK-5-1-12の7種類のガス系消火剤のデータベースを構築し、みだりな大気への放出抑制等に寄与しています。
消防庁通知「ガス系消火剤データベース登録に関する消防機関の対応について」(平成18年3月27日消防予第121号 消防危第87号)には、次のように示されています。
地球温暖化防止対策として二酸化炭素、HFCの地球温暖化ガスの排出抑制に取組むとともに、資源の有効活用のため貯蔵容器等の再利用を進めていくこととする。
また、消防機関の協力について次の記載があります。
各方面において、環境保全に関する具体的な対応が図られることとなる状況から、精度の高いデータベースを構築する必要があり、消防機関の協力が不可欠である。
全てのハロンを除くガス系消火設備の設置などの状況を把握し、適正に管理することで、地球温暖化防止対策として取り組むためにとても重要なデータベース管理です。